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糖尿病について
糖尿病の原因や症状、治療法について紹介します。

糖尿病とは

糖尿病とは、生命活動のエネルギー源であるブドウ糖をうまく細胞に取り込めなくなるために血液中のブドウ糖が上昇し、高血糖症状(のどが渇く、尿が近い、体重が減るなど)が生じたり、長期的に高血糖が続くと全身の血管に動脈硬化を生じさせ、神経、網膜、腎臓などに臓器障害をおこす原因となります。

糖尿病とインスリン

インスリンはからだの中で血糖値を下げる唯一のホルモンです。

日本人を含めたアジア人は、もともとインスリンを分泌する量が欧米人に比べて少なく(インスリン分泌不全)、また、体重が増加するとインスリンが十分効かない状態(インスリン抵抗性)になり、血糖値が上がりやすくなります。

糖尿病では、これら「インスリンの作用不足」を改善し、血糖値を上手にコントロールすることが大切です。そうすることで、病気の進行を防ぎ、合併症を予防することができます。

糖尿病の種類

1型糖尿病

1型糖尿病は、様々な原因ですい臓のインスリンを作る細胞が破壊され、インスリンが足りなくなることが原因です。比較的急速に発症するものや、何年もかけて少しずつインスリンが出なくなるタイプもあります。治療にはインスリン注射が必要です。

2型糖尿病

遺伝的にインスリンが出にくい体質を持つ、また運動不足や食事のとりすぎなどの生活習慣により、インスリンの働きが悪くなるといった条件が組み合わさって発症します。 日本の糖尿病患者の約95%以上は、この2型糖尿病です。

その他、妊娠中に関連する妊娠糖尿病や、他の疾患に伴う二次性糖尿病などがあります。

糖尿病の患者数

日本人の糖尿病患者数は1000万人を超えています。
40代以上の10人に一人、また、60代以上では5人に一人が糖尿病といわれています。

糖尿病の患者数

糖尿病の合併症

糖尿病の合併症

血糖値が高い状態が続くと、全身の血管に動脈硬化を生じ、以下の合併症を起こします。

細小血管障害

神経 糖尿病神経障害(しびれ、傷が治りにくくなる)
糖尿病網膜症(視力低下、眼底出血)
腎臓 糖尿病腎症(尿タンパク、腎臓の働きの低下)

このほかにも、悪性腫瘍や認知症、歯周病なども糖尿病と関係します。

大血管合障害

全身の太い血管の動脈硬化が進み、脳の血管(脳梗塞)、心臓の血管(狭心症・心筋梗塞)、下肢の末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)などの合併症が生じます。

糖尿病の治療法

糖尿病の治療方法は主に以下の3つです。

1
食事療法
糖尿病の最も効果的で重要な治療方法です。
当クリニックでは、まず、食生活の内容をお聞きして、偏ったり過剰なところがないかを判断します。
一日の摂取カロリーは目安としてお話ししますが、個人の事情に合わせた指導を行います。極端な糖質制限は推奨していません。
2
運動療法
食事療法と同様、糖尿病の基本となる治療方法です。
運動によってブドウ糖や脂肪の体内での利用を促進させ、血糖値の低下やインスリンが効きやすい体質への改善が図れます。
ウォーキングや自転車、水泳など、「息切れせず、汗ばむくらい」「きついと感じない程度」を目安として、20~30分行うことが有効です。運動時間は連続でなく、こま切れでも効果はあります。
ただし、膝や腰、また心臓などに問題がある場合は、無理に運動はしないようにして、ご相談ください。
3
薬物療法
薬物療法は近年飛躍的に進歩しています。インスリン分泌を促進する薬、インスリン抵抗を改善する薬、食後血糖を改善する薬など、多くの種類があります。お一人一人の状態とライフスタイルに合わせて治療することが可能な時代となりました。
また、近年は高血糖に対しては、なるべく早くインスリンを使って血糖値を改善させることですい臓を休ませ、コントロールが改善し結果的にインスリンをやめること(離脱)が可能になっています。
入院してコントロールすることを勧められたが、事情で入院ができない方、普段の生活を送りながら治療を始めたい方は是非ご相談ください。